モンゴメリ「青い城」読了。
不幸な娘が母親の呪縛を逃れ、素敵な王子様と結ばれて、and they lived happily ever after、というお話。

ストーリーは予定調和というか、読みながらだいたい想像どおりに進んでいくんだけど、いろいろと示唆に富む。

・実の母親を自分の精神の上で「殺す」過程がリアル
・「女性としての慎み」をはねのけて、自立と幸せ(=王子様との自由な生活)をつかんでいく様子が痛快
・しかし、再び母親の呪いにかかりそうになると、今度は王子様が助けに来てくれて、お姫さま願望もしっかり満たされる。

母殺しの物語としては端的にわかりやすく、なおかつジェンダーの抱える問題もいろいろ提起されている。